ディスポーザ故障かなと思ったら
お使いのディスポーザの調子が悪い、動かなくなったという場合には次のような原因と対処が考えられます。
このページで解決しなかった場合は、お買い求めの販売店・工事店か弊社サポートまでお問い合わせください。
お問い合わせいただく際は、お使いのディスポーザのモデル名を確認してからお問い合わせください。
- ディスポーザ本体の分解修理は不可となっておりますので絶対にお客様ご自身での分解等は行わないようにして下さい。
- お使いのモデル名(AC105、AC115、AC115MK2、110、120、55、77、333、555、777等々)
- モデル名は本体側面のラベルに記載がございます。
【モデル名記載位置】
過負荷保護装置が作動しているかどうかを確認して下さい。
ディスポーザが動かなくなった時にはディスポーザの底面にあるリセットボタンが飛び出していることが多くあります。ご確認ください。
ディスポーザ本体の底の部分(商品によっては横のコントローラー部)にリセットボタン(写真A参考)があります。
- もしボタンが6mmほど飛び出している場合は、何らかの原因で過負荷保護装置(オーバーロードプロテクター)が働き安全のためにディスポーザを止めています。
- この過負荷保護装置を解除するまでディスポーザは動きません。原因をつかみ対処することになります。
*詳述は後述の 症状別の原因と対処方法 にございます。 - 対処後は最後に必ず過負荷保護装置をリセットする必要があります。
*電源を切り、安全な状態で原因を解除(噛みこみの原因となった異物を取り出すなど)した後、最後にこのリセットボタンを押してください。 - リセットボタンがしっかりと押し込まれた状態が維持できれば完了です。数分まってからスイッチを入れてください。
- もしリセットボタンがすぐに戻る(飛び出す)ようであれば、まだ過負荷のもととなった原因が解除されていないことになります。
Reset the Overload Protector on InSinkErator® Garbage Disposal
(40秒/英語版)
症状別の原因と対処方法
ディスポーザの中に箸やスプーンを落としてしまった。
【対処方法】
必ずコンセントを抜いて、電源を切った状態で箸やトングなどを使って拾って下さい。
安全の為、手を入れることはなるべく避けてください。
ディスポーザが回転しない。すぐに止まる。
【原因と対処方法】
まず、いくつか確認していただきたい点があります。
電源コンセントが正しく入っているか確認してください。
生ゴミをいっぺんに詰めすぎてはいませんか?
小分けに処理してください。
投入口から懐中電灯などを使って、内部を照らし、異物がコンテナ内部で噛み込んでいないか確認してください。
異物を確認出来たら箸やトングなどで取り除いてください。
噛み込み解除の仕方は、 ディスポーザの噛み込み解除方法をご覧ください。流量センサー付きディスポーザの場合、水の量が足りない為に停止している可能性があります。
水の量が足りない理由は、蛇口からの水を十分に流していない、他の場所で水を多量に使用しているなどが考えられます。流量センサー付きの場合は、シンクでの溜め水は使えません。蛇口から流す冷水しかご使用になれません。
何かが噛みこんでディスポーザが動かないのですが?
【原因と対処方法】
噛み込みが発生したときには過負荷状態を保護するための装置が作動し自動的に停止状態になります。
この場合本体底面に赤いリセットボタンのある製品の場合は、そのボタンが飛び出た状態になっております。
ディスポーザの噛み込み解除方法
振動や騒音がすごい
【原因と対処方法】
イン・シンク・イレーター社のディスポーザは低騒音、低振動が特長ですが、次のような場合に振動や騒音が発生することがあります。
施工時にうまくディスポーザが装着されていない。
ディスポーザがシンク下にうまくセットされていない。
ディスポーザがシンク下にうまくセットされているか確認してください。粉砕用の回転ハンマーが固着している。
イン・シンク・イレーター社のディスポーザには360度回転するハンマーが2個回転板上にセットされております。
このハンマーは通常は外側に向いていますが何らかの要因で内向きになって止まっている場合に振動・騒音を起こすことがございます。
箸などでハンマーを押して外側に向けてからご使用ください。
ディスポーザを動かしても粉砕されない
【原因と対処方法】
粉砕ができない。粉砕が進まない。といった場合には回転歯(ハンマー)が固着していることが考えられます。
- ディスポーザ投入口の上からみて2個のハンマーはお互いに向き合って壁と回転板の中心で止まっているはずです。
- そのハンマーが自由に360度動くかを確かめてください。
- もし動かないようでしたら箸などを使ってハンマーを自由に動くようにしてください。
*何か異物がハンマーの隙間に挟まり固着させていることも考えられます。
その場合は硬いもの(牛や豚の骨、果物の種など)を粉砕して、その勢いで挟まっている物を解除することも可能です。
粉砕時に大きな音がしますが機械には影響ありません。
モーター音はしているが回転している様子がない。
【原因と対処方法】
いくつか原因が考えられます。
「ディスポーザが回転しない。すぐに止まる。」をご覧ください。
シンクの水はけが悪い。水が流れない。
【原因と対処方法】
ディスポーザ使用の際は必ず十分な水を流しながら行います。
水の量が少ないと、次第に排管内に固形物が堆積していき最終的に排管詰まりを起こします。
その状況になるとシンク内の水はけが悪く、あるいは水がたまった状態になり、場合によってはディスポーザが動かなくなります。
水が流れなくなった場合は以下の真空式パイプクリーナーやラバーカップ等を利用して詰まりを解消して下さい。
【使用方法】

真空式パイプリーナー
パイプクリーナーを排水口を塞ぐようにかぶせます。溜まっている水が少ない場合にはカップが隠れる程度まで水を溜めて下さい。
排水口にカップを密着させ、レバーをゆっくり押し込みます。
力を入れてレバーを引いてください。

ラバーカップ
ラバーカップを排水口を塞ぐようにかぶせます。溜まっている水が少ない場合にはカップが隠れる程度まで水を溜めて下さい。
排水口にカップを密着させ、静かに押しつけます。
力を入れて「グッ」と引き抜いてください。
【ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使用する際の注意事項】
※ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使用される場合は、水撥ねに注意して下さい。
※真空式パイプクリーナーは引き上げる水の量が多いため強力ですがディスポーザへの負荷も高いです。ISEのディスポーザはこのような高い負荷にも耐えることができますが、他メーカーのディスポーザでは困難な場合もございます。
※ラバーカップや真空式パイプクリーナー等を使用しても解消が困難な場合は、配管清掃業者等の専門業者へご依頼いただくことをお勧め致します。
水漏れがする
【原因と対処方法】
水漏れ場所の確認をしてください。
シンクとディスポーザの装着面からの水漏れであればディスポーザーがうまくセットされていない可能性があります。もう一度取り付けをし直してください。
ディスポーザの排水部と排管まわりからの水漏れの場合ももう一度ゆるみが無いか確認し、設置しなおしてください。
本体の底や横、脇などからの水漏れの場合はすぐに使用を中止してお買い求めの販売店・工事店にご連絡ください。
ディスポーザの噛み込み解除方法
1ディスポーザ本体の底の部分(商品によっては横のコントローラー部)にリセットボタン(写真A参考)があります。
- 1-1 通常はこのボタンは飛び出してはいません。
- 1-2 噛み込みを起こしモータ・ロックした状態であれば、本体の温度上昇とともに過負荷保護装置が働き、安全に機械を止めます。
その場合にはリセットボタンは数ミリ飛び出しています。 - 1-3 リセットボタンが飛び出していれば、原因になっている粉砕物を取り除いて噛み込みを解除しなくてはなりません。
- 1-4 電源コードを抜いてからロック解除処理をします。
2 噛み込み解除には専用の六角レンチ(写真B)が必要です。
付属の六角レンチが無い場合はホームセンターなどで売られている6mmレンチで代用は可能です。
3写真(C)のようにディスポーザの底に六角レンチを挿入にして左右に軽く回るようになるまで動かしてください。
- 3-1 付属の六角レンチをディスポーザ底面中央に差し込み360℃スムースに回るまでカチャカチャと左右に動かしてください。
- 3-2 噛み込みが解除され簡単にレンチが回るようになったのちに、リセットボタンを押し込んでください。
- 3-3 もし本体の温度が上昇し熱い場合には、数分間待って熱を冷ましてください。
また噛み込んでいた粉砕物がディスポーザの回転板に現れた場合はトングなどで取り除いてください。
以上の処理が完了したら電源を入れ、動作をさせてください。
上記の対処方法を行っても復帰しない場合は、お買い求めの代理店・設置工事店までご連絡ください。
噛みこみ解除方法参考動画もあります。
Garbage Disposal Repair | How to Fix a Garbage Disposal
(1分6秒/英語版)